診療科目一覧
生理の異常 | 思春期、性成熟期、閉経前後などをすべての年齢の方の生理の異常の診断と治療を行います |
更年期障害、高脂血症 | 漢方療法やホルモン補充療法などの治療を行います |
妊婦検診 | 妊娠初期~34週頃まで当院で検診を行い、それ以降患者さんの希望する病院または分娩応対の病院へ紹介します |
超音波検査・4D超音波 | 検診時に赤ちゃんの様子をリアルタイムで観察し、無料でDVDに録画いたします |
性感染症(性病)チェック | クラミジア、淋菌、トリコモナス、梅毒、HIVなど |
がん検診 | 子宮(頚・体)がん、卵巣がん、乳がん(触診のみ)など |
おりもの | カンジダ、クラミジア、一般細菌などのチェック |
避妊の相談 | 低用量ピル、避妊リング(ミレーナ、ノバT380など) |
不妊症 | 不妊・不育症の診断と治療(体外受精は取り扱っておりません) |
生み分け指導 | 男女の生み分け指導 |
性交後避妊 | モーニングアフターピル、緊急避妊リングなど |
人工妊娠中絶 | 手動真空吸引法による人工妊娠中絶など |
妊婦検診
妊婦検診 | 妊婦検診は妊娠初期から妊娠後期まで行え、里帰り出産をご希望の方でも大丈夫です。 尿検査、血圧、体重測定、超音波検査を毎回行います。 また、ご希望の方は出生前診断(クアトロテスト)を行っています。 ※東京都の妊婦健診票が利用できます。 ■妊娠の診断から妊娠34週くらいまでの妊婦健診が出来ます。 ■分娩は提携病院やご希望の病院へご紹介いたします。 |
超音波検査・4D超音波
がん検診
がん検診 | 子宮(頚・体)がん、卵巣がん、乳がん(触診のみ)など |
不妊症
不妊治療について
近年、補助生殖医療 (ART) の進歩により、不妊症治療も大きく様変わりしました。
しかしながら、大多数の患者さんはより自然の形で妊娠される事を望んでおられます。
当院では、患者さんにもよりますが、タイミング法より始め、漢方療法、排卵誘発剤、人工授精等、徐々にステップアップしていきます。
STEP
不妊に関連する検査
不妊に関連する検査(ホルモン検査、卵管通水検査、精液検査等)を行います。
この時点で、高度の卵管閉塞、精液所見の極めて不良の症例の場合は、体外受精を行っているクリニックへご紹介いたします。
STEP
タイミング法
当院で妊娠可能な患者さんに対してタイミング法にて経過を観ます。その際、排卵障害を認める場合は排卵誘発を行います。
STEP
人工授精
タイミング法では解消できない不妊原因が有ると考え、妊娠確率が約2倍になるといわれる人工授精を5~6回行います。その際精液は妊娠率を高めるために不純物を取り除き、濃縮処理を致します。
以上のステップを行っても妊娠成立しない場合は、体外受精、顕微授精の適応となります。
その際は信頼できる不妊専門クリニックをご紹介いたします。
男女の生み分け指導
生み分け | 当院での生み分け指導は、SS(セックス・セレクション)研究会のもとに準じて行っております。 原則として2人目のお子様からお受けいたします。 生み分けに関しては、基礎体温を測定し御自身の排卵パターンを知ることが重要です。 また、成功率を上げるため、超音波検査、尿中LHテストを行います。 参考 「女の子・男の子生み分け手帳」 |
の場合 男の子希望 | ・リンカルS(リン酸カルシウム)を2ヶ月間服用します。 ・グリーンゼリーを使用します。 ・排卵当日にタイミングをとります。 |
の場合 女の子希望 | ・ピンクゼリーを使用します。 ・排卵の2日前にタイミングをとります。 ・(女児希望のパーコール法は、原料の入手が困難となり、今後対応ができなくなりました。長い間ありがとうございました。) |
性交後避妊
~モーニング アフターピル~ 性交後ピル | 妊娠を望まないのに避妊に失敗したり、自分の意思に反して性交があった場合や性犯罪の被害にあった場合にも妊娠を防ぐために使います。 また、産後に安易な性交をしてしまった場合などに1回だけ使うこともあります。 あくまでも緊急用ですが、性交から72時間(3日)以内にモーニングアフターピルを飲むことで妊娠の可能性を少なくすることができます。 事後ピル、ヤッペ法とも呼ばれます。 |
予めピル内服を | 緊急避妊サービスよりも、むしろ予めピルを内服することをお考えください! 予防的ピル投与の方が服用量が少なくて済みます。 また当院では、銅付加リング(ノバT380)黄体ホルモン付加リング(ミレーナ)も取り扱っております。 |
【72時間法】 使用方法等 | ・72時間以内に服用してください ・まず2錠内服し、12時間後にさらに2錠内服します ・有効な場合、5~20日以内に普通に生理が起こります ・生理が起こらない場合は妊娠の可能性があります → 望まない場合、早期なら吸引による中絶が可能です ・ 筋腫や卵巣のう腫、乳房の腫瘍などのある方は使用できません → 超音波で異常のないことを確認します |
ノルレボ | 厚生省が認可している緊急避妊薬です |
人工妊娠中絶
人工妊娠中絶について | 当院では、妊娠11週までは手動真空吸引法(Manual Vacuum Aspiration)を行っております。ラミナリア挿入※の前処置は原則として行いません。 静脈麻酔で完全無痛です。手術は眠っているうちに数分で終わります。 術後は回復室でお休み頂きます。大体3~4時間位でお帰りになれます。 術後1週間後の検診は、必ずお受けください。 ※ラミナリア : 子宮の頚管の拡張のための円柱状の棒。原則的として無麻酔で挿入。 |
手動真空吸引法について | 通常妊娠初期の中絶方法は、ソウハ法もしくは吸引法のいずれかが行われます。いずれも金属を子宮内に挿入し、強度の子宮後屈や子宮筋腫合併の症例などでは、子宮内容物が残る可能性が強くなります。 手動真空吸引法は、手動のシリンジを真空の状態にして、その吸引力を利用して手術を行います。 手動真空吸引法は、以下の利点があります。 1.金属ではないプラスチックの柔軟なカテーテルを使用するため子宮壁の損傷や子宮穿孔(子宮に穴があく)の危険性が少なくなります。 また、子宮後屈や子宮筋腫また子宮奇形などの症例にもカテーテルが柔軟なため、安全に手術が行えます。 2.子宮頸管(子宮の入り口)を開くのが少ないため子宮頸管裂傷の危険が少なくなります。 3.子宮頸管の拡張が少ないため痛みが少なく麻酔の量が減少できます。 4.従来の吸引法に比べ、滅菌に手間がかからず感染の危険性を減らすことができます。 手動真空吸引法は、2012年のWHO(世界保健機構)の報告書で安全な方法として推奨されています。 欧米では最も一般的な方法で、アメリカのコネチカット州の98.8%が手動真空吸引法が行われています※。 当院では30年以上採用していますが重篤な合併症は認めていません。 ※文献 : SPIGEL, Saul, “Partial Birth Abortions,” OLR Research Report, April 24, 2001 手動真空吸引法の機器は、2015年10月20日に厚生省により認可を受けており、日本においてもその安全性が保証されております。 |
手動真空吸引法の詳細について《手動真空吸引法のページ》で解説しています。
また、《手動真空吸引法専門サイト》もご用意していますので是非ご覧ください。